WWDC26 現地参加レポート ── 熱狂的な3日間!

WWDC26 現地参加レポート

はじめに

こんにちは!AnotherBallのiOSチームです。

2026年6月7日から9日にかけて、東京からiOSチームメンバーが一人 WWDC26 にアメリカ現地参加してきました。
この記事では、現地でのイベントの雰囲気や得た知見、気付きをまとめてお伝えします。

WWDCとSpecial Eventについて

WWDC (Worldwide Developers Conference) はApple年次の開発者会議です。Apple Developer Programに参加していれば抽選を申し込むことができ、当選した開発者は現地のSpecial Eventに招待されます。

当選のメール。受け取った時はとても信じ難かった...

すべてのセッションはオンラインでも配信されていますが、現地ではIn-person Labsで直接Appleのエンジニアと話したり、世界中の開発者と交流したりすることができて、オンラインでは得られない価値があります!

ちなみに、AnotherBallでは技術カンファレンスへの参加は勤務扱いです。今回のWWDCも業務として参加させてもらいました。こうした学びの機会をサポートしてくれる環境には感謝しています。

スケジュール

下記は私が参加したイベントの一覧です。このタイムスケジュールに沿って詳細を書いていきます。

時刻はすべて太平洋時間です。

6/7(日・Day 0)

  • 16:00〜 Welcome Reception @ Apple Infinite Loop Campus

6/8(月・Day 1)

  • 10:00〜11:30 Keynote @ Apple Park
  • 13:00〜14:00 Platforms State of the Union @ Apple Park
  • 14:15〜16:00 In-person Labs @ Apple Park
    • 14:45〜15:15 Design Lab
    • 15:15〜15:30 App Review Lab

6/9(火・Day 2)

  • 10:00〜11:30 Developer Session @ Steve Jobs Theater
  • 11:30〜15:00 Mixer @ Apple Developer Center Cupertino
  • 16:00〜18:00 What’s new in iOS 27? by Paul Hudson @ Residence Inn by Marriott San Jose Cupertino
  • 20:00〜22:30 The Mandalorian and Grogu @ Steve Jobs Theater

Day 0 ── Welcome Reception

Keynote発表の前日に、ウェルカムイベントがありました。会場はAppleの旧本社、Apple Infinite Loop Campusです。

Apple Infinite Loop Campusの入り口

15:30頃に到着した時には、すでに長蛇の列があって、活気に溢れていました。30分程度で入ることができました。

Welcome Receptionの受付列

個人的にびっくりしたのが、Appleスタッフたちの「おもてなし精神」です。受付で参加証のQRコードをスキャンして中に入る時に、盛大に拍手したり、ハイタッチしたり、「Welcome」と元気よく挨拶してくれて、一瞬でこの場所が好きになりました。ちなみに退出時も同じく、下記の動画の通り、盛大に見送ってもらいました😂

Receptionイベントでは、Appleが中庭で飲食を提供してくれて、ベンチでゆっくり他の開発者と話すことができました。芝生が気持ち良すぎる・・・

中庭でのReception

特に印象的だったのが、Swift Student Challengeの優勝者の一人との会話で、彼が作ったのが動画撮影アプリで、散歩中にインカメラ・アウトカメラを切り替えても、端末を回転しても必ず正しい方向の動画が撮れるというものです。身近な課題をアプリで見事解決した、素敵な例だと思います。

大きな木が日陰になっていて良かった。CAの日差しがすごく強かったです。

ちなみに、参加者の出身の世界地図があって、みんなピンを止めていますが、見た通り世界中から人が来ています。ただ、カリフォルニアは元々マルチカルチャーな場所で、いろいろな人種がいるので、外国人として訪れても全然違和感がありませんでした。

参加者の出身を示す世界地図

Day 1 ── Keynote と Platforms State of the Union

いよいよKeynoteの日!そして初めてのApple Park訪問です。この日が一番ワクワクでした。

Apple Park

8:30頃にApple Park Visitor Centerに到着し、受付を済ませてApple Parkに入りました。

第一印象は、「とにかくデカい!」です。リングシェープの4階のCampusのビルは想像以上に大きくて、曲線が美しかったです。

Apple Parkと青空

少し歩くとKeynote会場が見えてきました!

Keynote会場の野外ステージ

野外ステージでとても開放的で、今まで会議室内で聞くプレゼンとは印象が全然違ってとても新鮮でした。

振り返るとApple Park会社ビル、そのスケールの大きさに圧倒

Caffè Macs(社員食堂)で朝食が提供されていて、美味しかったです。

最高級の無料朝食

Caffè Macsでは世界中から来た社員の食事を、毎日12,000食以上提供しているらしくて、規模の大きさが直接分かりますね。

Keynote

10時のライブ配信の前に、Craig FederighiTim Cookが登場して会場を沸かせました。特にTim CookについてはCEO退任前の最後のWWDCということもあり、大きな拍手と歓声が起こりました。

Tim Cookの登場。「人生でこんなにたくさんのiPhoneを見るのは初めてだ」と挨拶

Tim Cookの挨拶の後、動画が始まり、会場全員で生で見ました。

今年のアップデートはAIのインテグレーションにフォーカスしていて、iOSのエコシステムとの連携が強化されたように思います。ただ正直、会場での反応はあまりよくなくて、他のAIがすでにできていることをiOSに取り入れただけに過ぎないと私は思います。正統進化といったところですね。

会場全員で一緒にライブビューイング

ランチ休憩とアプリアイコン

朝食に続いて、ランチも無料で提供されました。

食べたあとは、Keynoteの時に座れなかった芝生エリアに座りましたが、ふとスクリーンを見たら、さまざまなアプリアイコンのパネルが映っていました。

アプリアイコンは一つ一つフリップして入れ替わり、全体の色も徐々に次のテーマ色に切り替わって行きます。

これはもしや、Avvyのアイコンがあるのではないか?と期待しながらオレンジ色になった時を見張っていると、、、

オレンジ色パネルの右下をよく見ると...

なんとAvvyのアイコンが表示されました!

Avvy Iconの登場!!

この瞬間、椅子から飛び出して自撮りしました😂

まさにAvvyアプリが世界中の人に見られる瞬間で、Appleが参加者一人一人をコントリビューターとしてちゃんと認識しているなぁと感じ、ますますAppleが好きになりました❤️

Platforms State of the Union

Day 1の午後のセッションは開発者向けで、新しい機能とAPIを具体的に説明していました。

Platforms State of the Unionのまとめ

App Intents、Core AI、Swift / SwiftUIの改善、AIエージェント駆動のXcode 27、どれも進化しています。特にXcode 27がAIエージェントをサポートしている点が好きで、Xcodeだけで作業が完結するのはとても助かります。実際にベータ版を試しましたが、XcodeとCLIの切り替えがなくなって、コンテキストスイッチングコストがかなり軽減されました!

In-person Labs(Design Lab / App Review Lab)

このセッションでは、Appleエンジニアがトピックごとに分かれていて、2時間の間、誰にでも自由に質問していい時間です。個人的に、このラボこそがWWDCの醍醐味だと思います。普段では繋がりのないエンジニアと直接話せる機会は、ここしかないからです。

会場マップ

様々なLabのうち、Design LabとApp Review Labは事前に予約が必要で、私は予約が取れたので、時間になったら向かいました。

Design LabではAppleのデザイナーと1-on-1で30分間、新機能開発の具体的な話ができて、とても有意義な時間でした。ただ機能を作るアドバイスをくれるのではなく、ユーザーストーリーベースで、誰が価値を感じるのか、対象ユーザーにどう見せるのか等を一緒に考えてくれました。

私は、エンジニアとしてどうやって作るかに重点を置きがちですが、その前に「Why」を明確に考えないといけないと改めて気づきました。

Design Labは3階にあって、会場を見渡せます 中庭と虹ステージ

App Review LabではTestFlight External TestingやTestFlightの運用方法を質問したり、他のAppleエンジニアとは、Xcodeのプレビュー問題やFoundation Modelsについて話しました。Appleのエンジニアはみんな気さくでホスピタリティが高いのが印象的でした。

Inner Ringでのレセプション

セッション後はApple Park内部の芝生が開放されて、あの有名なRainbow Stageと写真を撮ることができました。

Rainbow Stage!

芝生エリアがとても広くて、一度大の字になって、その膨大な大地の力を感じました。気持ちよかったです(笑)

もちろん食べ物もありました😋

Day 2 ── デベロッパーセッション&交流

Day 2はさらにデベロッパーに特化したセッションが用意されました。Steve Jobs Theaterで生で発表が見れるのですが、私はちょっと寝坊して9:30に到着したら、もうすでに席がいっぱいで、隣のApple Developer Centerのシアタールームに案内されました。

シアタールームの大画面で視聴

Developer Session @ Steve Jobs Theater

1.5時間の生配信のセッションを視聴しました。ここではAppleエンジニアがリレー形式でiOS 27の新機能をプレゼンしました。具体的なコーディングが見れて、実装のイメージがDay 1より沸きました。

Appleエンジニアが具体的なコードを見せながら解説

Mixer @ Apple Developer Center Cupertino

午前11:30から午後3時まで、Apple Developer CenterはWWDC参加者に解放されて、自由に交流できるようになっていました。フードトラックで美味しいご飯を食べながら、中国とColoradoから来た開発者たちと話しました。交流の機会が絶えなかったです。

様々なフードトラック 炎天下で食べるソフトクリームが美味しかった😋

他にも、Swift Group Labの視聴会、Tools Lounge、Reality Composer Loungeがあって、Appleエンジニアが個別トピックについてプレゼンしているのを自由に見ることができました。

Xcode 27のAIについてのQ&Aが盛り上がりました。

What’s new in iOS 27? by Paul Hudson @ Residence Inn by Marriott San Jose Cupertino

3時過ぎに、私は近くのホテルで開催されたコミュニティイベントに参加しました。この時はHacking with SwiftのPaul Hudson(@twostraws)さんが登壇者で、ライブコーディングでXcode 27で追加された機能を見せました。一晩で全部試したのが凄すぎますね・・・

Paul Hudsonの発表。彼の記事に何回命を救われたか...

実はこのイベントはCommunityKitという団体が開催したイベントの一部で、イベント自体は6月7日から12日まであったようです。一週間丸ごとiOSデベロッパー向けのイベントがあるのは、日本では考えられない規模ですね。

CommunityKitイベントスケジュール

The Mandalorian and Grogu 上映会 @ Steve Jobs Theater

Day 2の夜、最後のイベントを飾るのは、おそらく世界トップクラスの劇場で見る映画上映会です。朝入れなかった、念願のSteve Jobs Theaterに入ることができました!

シアター内の様子

とにかく建物が美しくて、圧巻でした。ここでWWDC26のシンボルとの写真を撮って、名残惜しくもApple Parkを後にしました。

WWDC26シンボル&Apple Park

さいごに

Appleが好きな一人の人間として、WWDC26をきっかけにApple Parkに訪れられたのがとても光栄なことだし、長年の夢が叶った気持ちです。

現場で発表された内容は、全部動画でもリアルタイムでキャッチアップできます。しかし現場の空気感、高揚感、またはAppleスタッフの優しさは、その場にいないとわからなかったと思います。世界中の開発者と話して、より視野が広くなったのはもちろん、みんなが何かしら面白い課題を解決しているのを肌で感じると、自分でも頑張ろうというモチベーションがこれまでにないぐらい高まりました!

最後に、一つ得た気づきを添えて終わります。Day 2のDeveloper Sessionですが、その登壇者の一人は、前日に実際に話したエンジニアでした。その方が登壇した瞬間、私は「彼らは雲の上の存在なんかじゃなくて、同じ一人のエンジニアだったんだ」と感じました。Appleとの親近感が湧いてよりAppleが好きになった瞬間でした。

夜のSteve Jobs Theaterはとても美しかった

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